リーダーズ

この前の土日に特別ドラマと言うものがあり、トヨタの歴史を描いたドラマが放送されていた。

 

概要としては技術畑の社長が社員の家族のように大切にしながら経営をして行くが、苦難が何度もあり最終的には社員(家族)を切り捨てるという経営者の話だ。

 

この話を中で特に熱弁されているのは社員=家族であると言うことだ。このように社員を大事にしてくれる経営者などもはやいないが…だからこそのフィクションなんですかねぇ。

 

今も昔も日本は末端にまでサービスの強要をしいる異常な国だ。しかし、それも昔は社員を終身雇用してくれているからこそだ。自身が亡くなったとしても家族を会社が守ってくれる。旧国鉄などなどならそういったことありましたよね?現代はどうだろうか、それに見合うだけの優しさを会社は持ってはいないだろう。

今は余剰人員≒無駄という思想がそこら中に溢れている。アリですら、余剰人員を確保しながら組織を作っているというのに、あなたの会社はどうだろう?

ちなみに私の会社は部署の4分の1が1年で消えた。補充は今年採用の1人のみ。その代わりと言ってはなんだが、業績は良くなったらしい。そりゃ、それだけの人員がいなくなって、残った人数で回せばその分の人件費が浮いているのだから見た目の数字は良くなるだろう。「経営者は何もわかっていない」と末端に言われてしかるべきだろう。私ももうじきリタイアすることだろう。

 

こんな会社しか今の世の中残っていない。だからこそこのフィクションのドラマがより虚構に見えて私にはつまらなかった。それだけの話しである。