情報

仕事上でPCを使うようになって久しいが、正直言って現行の組織におけるPCの運用方法に疑問を感じざる得ない。

情報漏洩するから、フリーソフトはダメだの、様々な制約が絡んでくる。こんな状況にも関わらず、PCを使いたがるから扱う情報量が増え、日々の業務が追いつかないほどひっ迫するのだと常々感じている。

自分の思ったように情報を加工したい、集めたいとなったときに、他人が作ったソフト(フリーソフトのこと)が使えないという事になったら、自分でツールを作るしかないのだ。もともとそういう分野に育って来た人なら、どうということもないのだろうが、私のような凡人からすれば、それは無から有を産む出す行為に等しく非常に困難なことなのだ。にも関わらず、作成する時間も詳しい人からアドバイスをもらう時間さえ業務上ではあまり無いのだ。

ここで話は大きく変わるが、昨今、USBやHDDに感染するウイルスが見つかったとニュースで目にした。このようなウイルスが当たり前の時代がきた時、今騒いでいるような細やかな情報漏洩など鼻で笑えるような、全ての情報が外に晒される時代が来るのだろう。

そうなった時、今までの仕事はどうなのだろうか?可能性は二つ。

一つは紙とペンの時代に戻る。こうなれば、様々なことが面倒になるが、確実に仕事量は減るだろう。恐らく、PCを使えない以上、荷物すら明日に届かない日々がくる。給料も確実に減るだろうが、今のような何のために日々過ごしているか分からないような日々が来るぐらいなら、それもありだと思う。

2つ目は、情報が晒されているリスクを受け入れ、それでもPCを使い続ける方だ。こうなった時、現在制約されている様々な縛りは解消され、本当の意味で自由にPCが使える時が来るのだろう。

私が望むのは後者だ。プログラムの知識が無い人間が目的のために様々なソフトやツールを使い目的を達成するのが一番楽しいと思うからだ。

ん?情報が手に取れるようになると自分が晒されるんじゃないかって?目には目を歯には歯をということで、晒し者は晒されたものを晒すだろう。巷にはそんな情報が溢れかえり、やがて誰も見向きしなくなるのだ、情報とは所詮そんなものだ。